フィリピンの離婚承認手続き・RECOGNITION

　「横浜のアオヤギ行政書士」が離婚制度がないフィリピンの離婚承認手続きにつき解説いたします。　ご質問やご意見は下記のフォームに記載のうえ、メールにて送信下さい。　なお、返信希望のご質問には、貴メールアドレスの記載をお忘れなく。

　RECOGNITION（フィリピンの離婚承認手続き）は日本等海外で適法に成立した離婚をフィリピン側で承認する手続きで、これは離婚手続きの一つに分類され、フィリピンの結婚を無効・取消しとする手続きではありません。　

　ただ、RECOGNITION（フィリピンの離婚承認手続き）も裁判手続きですので、弁護士を通じて裁判所で行わなければなりません。

　フィリピンに居住している、既婚フィリピン人を日本に日本人配偶者で、呼寄せるには、この手続きを経由しなければ、ほぼ不可能です。　例えオーバースティであっても、日本に在留している既婚フィリピン人を日本人配偶者として、日本の市区町村役場に婚姻届を提出することは、RECOGNITION手続きはを経由しなくてもできます。　

　離婚承認手続きをするには、次の２点の大きな問題が存在します。　まず、離婚承認手続き費用が、結構高いことです、ネット（裁判所費用と弁護士費用）で36万円程度かかります。　　しかし、日本居住するフィリピン人がフィリピンに出向いて手続きを進めることは、困難であるために、フィリピンにある代理店に依頼します。　本人の出廷が免除される方法もありますが、これにも1～2万円の費用が掛かります。

　代理店の費用は、約10万円プラスかかります。　合計すると約50万円になりますが、円安のなかフィリピンペソとの換算レートにより55万円程度になることがあります。　まあ、通常はそれ以上かかることはありません。　悪徳代理店の場合は、もっと吹っかけてきますので、50万円を目途に交渉してください。　ご希望があれば、悪徳でない代理店の紹介を致します。

　次に、時間がかかることです。　通常は、6～8か月かかります。　そんなに時間がかかる手続きではないのですが、フィリピン国内では、常識になっています。