イスラム国

　「横浜のアオヤギ行政書士事務所」がイスラム国につき解説いたします。　ご質問やご意見は下記のフォームに記載のうえ、メールにて送信下さい。

イスラム国？　最近できた国ですか？　なんですか？　独立国ですか？　                                                               ⇒はシリアの地図です。

　最近テレビで見ましたが、アメリカとイギリスのジャーナリスト３人の首を切る映像が流れて、私たちに衝撃を与えました。　また、この残虐な行為をした人間は、イギリス人の歌手とのことで、２重の衝撃でした。　中東や欧米から2万人から3万人のイスラム教徒の若者が戦闘員として加わり、奨金を得ているらしい。

　2014年6月29日、ISIS(イラク、シリア、イスラム国）の最高指導者バグダディ(左の写真）が樹立を宣言国です。　ISISがイラク北部からシリア東部の地域を占拠しているイスラム教スンニ派の過激派です。　バグダディは新しいカリフ(イスラム教開祖モハメッドの正当後継者）を自称しており、世界中のスンニ派イスラム教徒に忠誠を求めていますが、この、バグダディという男は、もともとはアルカイダ系のグルーブに入っていましたが、アルカイダから袂を別けて行動をしています。　しかし、国際社会において、独立国家として認めている国はありません。　従って、当然、国連にも加盟できません。　ISISの母体は、イラク戦争後に結成されたアルカイダ系過激派組織と思われています。　反欧米を掲げ、11年にシリア内線に加わり、シリアや周辺国から流れてきたスンニ派の武装グルーを吸収し、急速に勢力を拡大しました。　同時にイラク・シリアにまたがるイスラム国家樹立を前面に出すようになり、アルカイダとも対立するようにないました。　2014年に入ると、シリア北東部をほぼ制圧し、イラク北部に侵攻しました。　6月上旬にはイラク第2の都市モスルを陥落し、イスラム国家樹立の拠点としました。　
 

アメリカの対応

　オバマ政権は、イラクとシリアで支配地域を広げているイスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」掃討に向け、多国籍軍の編成も視野に各国との協力体制を強化する方針です。　また、英国とオーストラリアが米国に協力する方針です。

ドイツなどEUは27日「イスラム国」への攻撃参加を検討しています。　

   イスラム国」の重要拠点であるシリア東部への空爆も俎上に上がっています。

さて、日本の安倍政権はどうするのでしょうか？　2014年7月1日に閣議決議された、集団的自衛権が、将来法律成立後、発動されて、アメリカがイスラム国から攻撃された場合は、イスラム国に対して攻撃開始するのでしょうか？

　具体的な法整備にまだまだ時間はかかりますが、まさか、憲法違反の閣議決定だけで、自衛隊をシリアに派遣することはないでしょうね？